このサイトでは、「モノづくりエンジニアの転職」に関する悩み、不安を解決する記事を載せています。
その悩み対策、不安対策の1つが転職エージェントの活用です。
私は30年間、モノづくりエンジニアとして現場で仕事をして来ました。その間に転職を経験していますし、逆にエンジニアの求人にも関わって来ました。エンジニア面接の人数は200名以上です。
こうした私の経験から現在の転職エージェントサービスを見ると、本当に便利で有効だと思います。しかも、全てのサービスが無料で利用できます。
以前、転職と言えばハローワークが第一利用でした。私も何度も利用しています。
しかし、今ではハローワークより、転職サイト、転職エージェントの方が利用者が多い時代になっています。
それだけ転職エージェントのマッチング機能は実効性があり、企業にとっても転職者にとってもメリットが大きいという証です。
30年間モノづくりの現場に立ち、転職と求人の両方を経験した私が、自分の体験も交えつつあなたの転職のお役に立てる記事を掲載しています。
そもそも転職エージェントとは何か?
今から約30年前に登場した転職エージェントは、今では業界を問わず転職の重要ツールとなっています。
例えば、「みんなの転職体験談」のアンケート結果では転職時に49%の人が転職エージェントを利用しています。
あるいはoffersのアンケートではエンジニア転職の60%以上が転職エージェントを利用しています。
例えば、人気の転職エージェントdodaは2025年6月末時点で、累計会員登録数が何と988万人に達しています。こんな人気サービスが他にも複数存在します。
今やハローワークよりも利用者が多いのです。なぜこれほどまでに転職エージェントは定着し、広まったのでしょう?
答えは簡単です。
転職エージェントが転職希望者にとっても求人企業にとってもメリットが大きい、有益だからです。結果として転職エージェントマーケットは拡大してきたのです。
では、具体的にはどんなメリットがあったのか?そのメリットはどう活用されてきたのか?それをこれから詳しく解説していきます。
転職エージェントのサービス・サポート
転職エージェントのサービス機能としては、主に次の4つです。
・
②非公開案件の求人情報提供
・
③履歴書・職務経歴書などの添削指導と面接サポート
・
④面接・入社日、年収などの交渉サポート
この4つを転職のプロであるキャリアアドバイザーが完全無料でサポートしてくれます。この他にも各転職エージェントが個別のサービスでメリットを差別化しています。
しかし、大きく言えばこの4つが転職エージェントサービスの柱です。
転職エージェントの歴史
転職エージェントの活用法を知るには、そもそも転職エージェントがどんなものかを知る必要があります。
まずは転職エージェントサービスの歴史とサポート内容について説明します。
私が初めて転職した30年前は、転職情報の主体は紙媒体でした。求人雑誌や新聞の求人広告を必死になって集めていたものです。
むろん、転職エージェントなんて無料で利用できる便利なサービスはありませんでした。

リクルートエージェントの歴史
求人件数で国内最大級を誇るリクルートエージェントが、就職情報をオンライン化し始めたのが1996年です。
それまでに様々な分野の求人・就職雑誌を発行していました。
もっとも、リクルートエージェントと言う社名になったのは2006年でした。『株式会社リクルート沿革・歴史』より。
マイナビエージェントの歴史
一方、これまた人気の大手マイナビエージェントがオンラインで就職情報を提供し始めたのが1995年です。だいたい、リクルートエージェントと同じ時期ですね。『マイナビ沿革』より。
dodaの歴史
同じく人気大手のdoda(パーソルキャリア運営)がサービスを開始したのも同時期の1997年です。『パーソルキャリア沿革』より。
以来、様々な分野の求人・転職情報をインターネットで提供するサービスは拡大し、転職エージェントと言うサポートサービスも広く利用されています。
では、ここから転職エージェントの4つのサービス内容を詳しく解説します。
転職エージェントのサービス・サポート
転職エージェントの主なサービスは次の4つです。
①企業とあなたの最適マッチング
私が200名以上のエンジニア面接を行った経験上、応募者の希望、キャリアと企業のニーズがマッチングするケースは非常にまれです。
言い換えると、多くの場合マッチングせずに不採用で終わるか、採用しても短期で辞めていくのです。
なぜ転職における求人企業と応募者のマッチングが難しいのか?それは主に次の2つの理由があるからです。
①自分で自分を評価することの難しさ
応募者が客観的にキャリア、スキルなど転職市場における自分の価値を評価・分析するのは難しいことです。しかし、これが出来ないと希望の転職は叶いません。
また、その評価結果、分析結果を面接などを通じて企業側に正確に分かりやすく伝えるのも難しいことです。
②求人情報には非公開がある
キャリア採用の求人を出す企業側の狙い、ニーズは表に出せない部分もあって、応募者がそれを知らずに応募してミスマッチになることも多いのです。
あるいは最初から完全非公開で、転職エージェント経由でしか応募出来ない求人もあります。
例えば特別なプロジェクト立ち上げ要員募集の場合などが非公開になることが多いです。
あなたが本当に応募したい求人情報を知らないまま、転職活動をしてしまうリスクがあるのです。
以上の2つが企業側と応募者側のミスマッチの原因です。私自身が三度の転職を経験し、200名以上のエンジニア採用を通じて感じました。
転職エージェントの活用によってこの2つのミスマッチが完全にゼロになるとは限りません。しかし、少なくともあなたが一人で転職活動をするよりはずっとミスマッチは減ります。
転職市場や企業情報に精通したキャリアアドバイザーが、あなたと企業の間に入って最適マッチングを提案してくれます。
だからこそ、現在はハローワークよりも転職サイト、転職エージェントの利用者の方が多くなっているのです。
特にマイナビ転職メーカーAGENTやメイテックネクストなどのように、モノづくりエンジニアの転職に強味を発揮する転職エージェントではより期待出来ます
②非公開案件の求人情報提供
①にあげた、あなたと求人企業の最適マッチングを行う上で欠かせないのが非公開案件の情報です。
非公開案件とは、企業が様々な事情によって一般には公開しない求人のことです。例えば、最初からレベルの高い応募者に絞りたい、ライバル企業に会社の動きを知られたくない、などの理由がある場合です。
私自身、半導体工場でエンジニア募集の求人を行うとき、緊急案件や特別プロジェクト案件などは非公開案件としてエージェントに依頼していました。
たいていの非公開案件は公開案件よりも高い専門性を要求し、高給・好条件でした。
従って、あなたが転職エージェントから非公開案件の情報を入手できるのは大変大きなメリットと言えます。
③履歴書・職務経歴書などの添削指導と面接サポート
私自身、200人のエンジニアの採用面接を行ってきました。そして実に多くの「大事なことが分かってない応募者」を見てきました。
面接官があなたに何を求めているか、何を期待しているか。それは求人企業の事情によって様々です。でも、そこをしっかり意識した面接対策でないと内定は勝ち取れません。
ありきたりの一般論、マニュアル化された応答では合格できるはずがありません。ここでも転職エージェントの情報網が必須となるのです。
④面接・入社日、年収などの交渉サポート
モノづくりエンジニアとしては優秀なんだけど、ちょっと気が弱くて企業に対して自分の都合を主張できない、言えない人もいます。ましてや年収交渉など、到底無理、と言う人もいます。あなたはどうですか?
転職エージェントはそんなあなたに代わって企業と交渉してくれます。企業とあなたの双方にとってベストな落としどころを提案してくれるのです。
詳しくは当サイトの個別エージェント記事をお読みください。
➡モノづくりエンジニアにおすすめの転職エージェント
転職エージェントが無料で利用できるわけ
後ほど詳しく解説しますが、こうした便利な転職サポートサービスが完全無料で利用できます。あなたはどんなに転職エージェントを利用してもタダです。費用の発生はありません。
ではどうして無料でサービスを受けることが出来るのか?あなたは不審に思うかも知れませんね。
実はあなたの転職が成功したら、転職エージェントは企業から紹介料を受け取ると言うビジネスモデルになっているのです。
従ってあなたは安心して転職エージェントサービスを利用することが出来ます。しかも、あなたの転職が成功しないと報酬をもらえないので、転職エージェントも目いっぱい支援してくれます。
転職エージェントを活用するメリット
転職エージェントのサービス内容を紹介したところで、改めて活用するメリットをまとめておきます。
・
■企業の人事担当と太いパイプがあり、個人では入手が難しい情報が入手できる。
・
■一般には公開されていない、非公開案件からも応募できる。
・
■プロのアドバイザーが自分では気づかない可能性を掘り起こした転職提案をしてくれる。
・
■職務経歴書の書き方、面接の受け方などをサポートしてくれる。
・
■面接日や入社日の調整、年収交渉まで依頼できる。
モノづくりエンジニアの転職においては、企業側が求めるキャリア、スキルと、応募者のキャリア、スキルをマッチングさせる機能が最大のメリットです。

まず、自分だけで企業側の要求を全て知ることは大変難しいです。
例えば企業が非公開にしている案件があり、転職エージェント経由でないと入手できない求人が沢山あります。
あるいは、応募条件がほんの数行しか書かれていないケースも多く、企業の要求、採用目的がはっきり分からないこともあります。
一方で自分のスキルやキャリアを棚卸して評価することも意外と難しいものです。
どうしても自分のキャリアに対しては主観的になりがちで、客観的な評価は難しいのです。
ましてや、現在とは異なる業種、職種にまで範囲を広げて評価することなど簡単ではありません。
そこで企業とあなたの間に転職エージェントが入り、企業の要求とあなたのキャリアをマッチングするわけです。
このマッチング機能こそが転職エージェントを利用する最大のメリットです。企業とあなたの双方にメリットのある最適なマッチングを提案してくれます。
転職エージェントの利用方法と注意点とは?
転職エージェントの利用方法は、どこの転職エージェントでもほぼ同じです。
転職エージェントの利用方法
ここではdodaの公式サイトで利用方法が分かりやすく説明されているので紹介しておきます。
転職エージェントの利用方法であなたが一番気になるのは面談やキャリアカウンセリングでしょう。
新型コロナが流行する前は、どこの転職エージェントも直接面接会場で面談やカウンセリングを行っていました。
しかし現在ではオンラインや電話による面談、カウンセリングが主流です。直接面談会場まで行く必要はなくなりました。
面談の注意点
1つだけここで面談を受ける際の注意点を書くなら、「本音ベースで希望や条件を話す」ことです。
アドバイザーに遠慮したり、気兼ねしたりする必要は全くありません。
また、あなたが自分ではつまらない、あまり価値がないと思うようなスキル、キャリアも全部話してください。
あなたが自分で価値を分かっていないだけで、高く評価してくれる企業があるかも知れません。
どんなに優秀なキャリアアドバイザーでも、あなたが売り込む材料を提供しないと手腕を振るえません。
転職エージェント利用の注意点
しかし、いくら無料で利用できるサービスとは言え転職エージェントの利用にも注意点はあります。
それをこれから詳しく解説します。
今や転職を考える人にとって転職サイト、転職エージェントは必須ツールと言っても過言ではありません。
しかし、利用した人の全てが望み通りの転職を叶えたわけではありません。中には失敗した人もいます。
そんな人は、
「転職エージェントの選び方を間違ったのか?」
「転職エージェントの活用法を間違ったのか?」
といった思いを持つことでしょう。
私は自分が転職エージェントを利用して転職したことはありませんが、転職エージェントを利用して求人活動を行った経験はあります。
その経験から、転職エージェントの活用には、次の5つの注意が必要です。
①希望とは違う求人を紹介されても、むりに応募する必要はない。
②経験の浅い、実力のないエージェントもいる。
③あなたとエージェントの相性が合わないこともある。
④エージェントのペースに乗せられず、自分のペースで転職活動をする。
⑤こちらが転職に積極的な姿勢を見せないと、サポートも不十分になる。
他にも色々と注意すべき点はありますが、どんな職種の、どんな転職エージェントでもこの5つの注意点は共通です。
では、この5つの注意点を更に次の3つの観点から詳しく解説します。
・
②転職エージェントに過剰に期待しない。
・
③転職エージェントとは相性より能力重視でお付き合い。
転職エージェントのビジネスモデルを理解する
先ほども転職エージェントのビジネスモデルについて説明しましたが、再度説明しておきます。
転職エージェントのビジネスモデルとは?
転職エージェントサービスは無料で利用できます。あなたにコスト負担は1円もありません。
ではなぜ無料で手厚いサポートを受けることが出来るのか?
それは、あなたの転職が決まったあかつきに、転職エージェントは求人企業から紹介料を受け取る、こんなビジネスモデルだからです。
これを言い換えると、転職エージェントはあなたの転職が決まらなければ1円の売上もない、使った経費や手間の分だけ赤字になる、と言う事です。

転職エージェントの本音とは?
そこで、転職エージェントは当然のようにこう考えます。
『なるべく早く、1人でも多く転職を成功させたい。』
これが転職エージェントの至上命題です。決してボランティアや趣味であなたに仕事を紹介している訳ではありません。
これは覚えておいて欲しい事実です。
先程の注意点で、希望でない求人を紹介されるとか、高額年収を勧めてくるとか、それも転職エージェントの立場になれば理解できます。ある意味当然のやり方とも言えます。
だからといって、転職エージェントは自社の利益だけを優先させ、いい加減な仕事をする訳ではありません。
仮にあなたにいい加減な紹介をして転職が成立したとしても、あなたがすぐに辞めてしまえば転職エージェントへの報酬は減額になり、同時に信用も失います。
求職者、求人企業、双方にプラスとなる転職が成功してこそ、エージェントもまた儲けることが出来るのです。エージェントもそれはむろん承知です。

中には例外的な転職エージェントもいる
ただ、それは理想であり全てのエージェントがそう考えて仕事をしているとは限りません。中には極端ではないにしろ、自分の利益優先で仕事を紹介してくるエージェントがいるかも知れません。
あなたは転職エージェントサービスというビジネスモデルを理解した上で、過剰にエージェントを信用しないことです。
彼らに言われたことが唯一絶対ではありません。あくまで情報のひとつだと聞くだけ聞いて、情報をどう利用するか、その最終判断はあなたがすればいいのです。
それでも転職エージェントは利用価値あり
ただ企業と太いパイプを持つエージェントは、あなた一人では決して手に入らない貴重な情報を持っています。また多くの転職をサポートしてきた経験から、適切なアドバイスもしてくれます。
転職エージェントがこうしたメリットを持っているのもまた事実です。
例えば、希望していない求人や、受かりそうもない高額年収の求人を紹介される、と言う不満も考えようです。
もしかしたら、エージェントはあなたの可能性を新しい分野に見出して、今までとは違う職種を勧めているのかも知れません。
あなたのキャリア、能力を高く評価してくれそうな企業を見つけ、高額年収の求人を紹介してくれたのかも知れません。そこはエージェントの話をじっくり聞いてみる必要があります。
転職エージェントサービスにはメリットもデメリットもあると理解した上で、有効に活用することが必要です。

転職エージェントに過剰に期待しない
あなたがどこかの転職エージェントサービスにお願いすれば、それで必ず転職希望が叶う、なんて甘い話は絶対にありません。
転職エージェントは一人で何件も抱えています
転職エージェントはあなたの転職をサポートはしてくれますが、あくまで主体はあなた自身です。あなたが考え、あなたが行動するしか成功への道はありません。
第一、転職エージェントはあなた一人だけを担当する訳ではありません。何十人もの転職希望者とやり取りしながらサポートをしているのです。
先ほど転職エージェントのビジネスモデルを説明しましたが、あなた以上に優先順位の高い転職希望者がいれば、あなたは後回しにされてしまう可能性大です。

転職エージェントのクオリティもピンキリ
運の悪いことにあなたを担当したエージェントは先月入社したばかりの新米さんかも知れません。転職エージェント自身もまた転職の多い職業です。
事実、かつて私がエンジニアの求人をお願いしていた人材紹介会社でも、担当者はよく変わっていました。
私はエンジニアの紹介しか頼まないのに、エンジニアにまったく疎いスタッフが担当者になったこともありました。
だから私は常に複数社に人材紹介を依頼していました。決して1社だけにお願いすることはしませんでした。
人材紹介会社を信用していない訳ではないのですが、限界はあると認識していたからです。うちの会社の為だけに仕事をしている訳ではない以上、こちらの希望が全部叶うはずもないのです。
だからあなたが転職エージェントを活用する時も、過剰に期待しないことです。大いにメリットは活用するとして、でも任せきりで希望の転職が出来ると思わないことです。
言われた通りに応募して成功するとは限らないことを知っておいてください。
転職エージェントは相性より能力重視でお付き合い
転職エージェントとの相性がいい、悪いは必ずあります。何しろ人間同士のお付き合いですから当然です。
担当のエージェントがあなたと相性悪い時は?
そこで、ネットで見かける多くの転職アドバイスでは、
「相性が悪いエージェントが担当になったら代わってもらいましょう。」
と言うアドバイスが目につきます。
実際、dodaにはエージェント交代専用の申し込みページがあります。マイナビ転職メーカーAGENTやリクルートエージェントも窓口こそないものの、交代は遠慮なくと公式サイトに出ています。

転職エージェントは、これから長く付き合う友達ではない
確かに相性のいい担当者だと話しやすいし、気持ちも楽になります。しかし、考えて欲しいのは転職エージェントはあなたにとってどんな存在か、と言う点です。
別に長きに渡って付き合う友人ではありません。あなたの転職が成功すればそれで終わりのお付き合いです。あなたとエージェントの相性問題は、何年も続くわけではないのです。
あなたの転職をがっちりサポートしてくれるなら、相性の問題はある程度我慢すべきだと申し上げたい。
そもそも、たまたま登録した転職エージェントサービスの担当者と相性が合う方が稀です。それはあなたの職場や身内、ご近所の人間関係を考えても分かるはずです。
相性のいい人はめったに見つかるものではありません。
それに、いくら相性が良くても転職エージェントとしての能力に問題があればそっちの方がよほど問題です。
私もどちらかと言えば人付き合いはあまり得意でありません。相性の合わない人と話すのは苦痛だし苦手です。
しかしエンジニアの採用をお願いする人材紹介会社の担当者がどうにも相性が合わない場合もありました。
そんな時は極力仕事の話だけをして、それも出来るだけ短時間で済ませるようにしていました。ムダ話、世間話はしません。
あなたも転職を成功させるという目的があるのですから、相性の問題は許容範囲を大きくとって下さい。
提供される求人情報に価値があるかどうか、それでエージェントを判断してください。
あなたにとって大事なのは転職エージェントとの相性ではなく、価値あるサポートを提供してくれるかどうかです。

どうしても交代して欲しい時の要望の仕方
しかし、あなたがどうにも我慢出来ない、話すのも嫌だとなれば仕方ありません。担当の転職エージェントに代わってもらいましょう。
ただその場合でも何となく嫌いだとか、話がしにくいとか、そういった理由は出さない方がいいです。
そんな理由ではどんなエージェントと交代したらいいのか分からないからです。下手すると単なるクレーム扱いされる恐れもあります。
もっとこの分野に詳しいエージェントにお願いしたいとか、もっとベテランのエージェントにお願いしたいとか、あなたの要望がハッキリ分かるように依頼してください。
あなたの要望が叶うとは限らない
しかし、実際問題としてあなたの要望通りに交代してもらえるかどうかは分かりません。先ほども書いたように、あなただけに構ってくれる訳ではないないからです。
そこでどうしても希望通りに交代してもらえそうもない、そんな状況なら別のエージェントサービスに登録を変えるのもありです。
ただ、相性だけで次から次に変えるのはキリがありません。そもそも相性問題に100%なんてあり得ないと思った方がいいです。
転職エージェントはあくまで相性より能力重視でお付き合いしてください。
転職エージェントは総合型と特化型がある
転職エージェントには総合型と特化型の2種類があります。あなたは総合型を選ぶべきか、特化型を選ぶべきか?
結論から言うと、どちらもアリです。それぞれにメリット、デメリットがあります。

総合型の転職エージェント
総合型の転職エージェントとは、サービスの範囲が多業種、多職種に及ぶものです。現在、転職エージェントではこの総合型が最も一般的です。
マイナビ転職AGENT、doda、リクルートエージェントなど、主な転職エージェントは総合型のサービスです。
●幅広い業界、業種を扱うので、求人件数が多いし異業種への転職も可能性が広がる。
➡あなたがモノづくりエンジニアだけでなく、営業職や事務職まで選択肢に入れたいのなら、総合型を利用してください。
●広範囲の求人を扱うためアドバイザーに専門性が欠ける、仕事が雑になりがち。
➡総合型の転職エージェントでも各ジャンルごとに専門知識を持つ転職エージェントを揃えていますが、あまり詳しくない転職エージェントに当たることもあり得ます。

特化型の転職エージェント
特化型の転職エージェントとは、エンジニア系の求人のみ対象にするような、ある職種や業種に特化してサービスを行うものです。
メイテックネクスト、マイナビ転職メーカーAGENTなどが特化型の転職エージェントサービスです。
●その分野に特化しているので企業との太いパイプがある。また専門性の高いアドバイザーが多くいる。
●総合型より求人件数が少ない。特化されたジャンル以外の求人まで提案してくれる広がりがない。
➡特化型の強味の裏返しとして、特化ジャンル以外の求人はありません。あなたがモノづくりエンジニアとしての転職に限って求人情報を探すなら問題ありませんが、営業職や販売・サービス業まで広げて探したいなら総合型を使って下さい。
以上の比較検討から、特に総合型、特化型を意識することなく、あなたが使いやすい転職エージェントを選んでください。
総合型、特化型、どちらを利用するにしてもデメリットをカバーする意味で、2社以上の複数利用がおすすめです。
地方への転職希望者が利用すべき転職エージェント
モノづくりエンジニアの求人は、どこの転職エージェントでも関東・関西・東海エリアに全体の60%~80%近くが集中しています。
この3エリア以外では求人がとても少ないです。

あなたが北海道や九州、四国などで機械設計の求人が見つからない時は、リクルートエージェント、dodaを利用してください。
この2つの転職エージェントも関東・関西・東海エリアに求人が多いのは変わらないのですが、何しろ全体の求人が多いので、3エリア以外でもそれなりの求人件数があります。
マイナビ転職メーカーAGENT
リクルートエージェント
doda
メイテックネクスト
リクルートダイレクトスカウト
リクルートエージェント
doda
エンジニア出身のエージェントにこだわるべきか?
マイナビ転職メーカーAGENT、メイテックネクストの特化型転職エージェントでは、モノづくりエンジニア出身のアドバイザーを揃えています。
ただし、全員がエンジニア出身と言う訳ではなく、メイテックネクストでは「半数以上」とされています。
確かにエンジニア出身のアドバイザーだと、あなたのスキルや資格、キャリアの価値などを理解してもらいやすいでしょう。
しかし、必ずしもエンジニア出身なら誰でも優秀なアドバイザーとは限りません。
私が以前、半導体工場でエンジニア募集に利用していたある人材紹介会社の担当者は、ほとんどの人がエンジニア出身ではありませんでした。
しかし、中には非常に優秀な担当者もいて、技術のこと、業界のことをよく勉強されていました。
自分にエンジニア経験がなくても、多くのエンジニア転職を支援する中で勉強し、経験を積むことで立派にサポートできる人はいます。

逆にエンジニア出身であっても、転職アドバイザーに不向きな人はいくらでもいます。
エンジニアの仕事と、他人の転職をサポートする仕事はまるで別の仕事だからです。
アドバイザーにはコミュニケーション能力、交渉能力、調整能力、そして応募者の隠れた可能性を見出す能力など、様々な能力とスキルを必要とします。
それでも、一般論としてエンジニア出身のアドバイザーに期待することは間違っていません。
あなたがエンジニア出身を希望し、より専門的な対応を希望されるなら、まずはマイナビ転職メーカーAGENT、メイテックネクストから利用することをおすすめします。
転職エージェントの活用法と注意点のまとめ
これまで解説してきた転職エージェントの活用法と注意点をまとめておきます。
転職エージェントの活用法
●あなたのキャリア、スキル、専門性などを客観的に評価してもらう。
●非公開案件からも求人情報を得る。
●特化型の転職エージェントか、総合型の転職エージェントか、うまく使い分ける。
●あなたの希望、能力、市場価値などを総合判断して、最適求人をアドバイスしてもらう。
●希望企業に合わせた履歴書の書き方、面接の受方などをアドバイスしてもらう。
●給与、待遇など、あなたが企業に対して言いにくいことを代わりに交渉してもらう。
転職エージェントの注意点
●転職エージェントは無料で利用できるサービスである反面、過度の期待は禁物。
●転職エージェントはあくまでアドバイザーであり、転職の主役はあなた自身です。エージェントに任せきりでは成功しません。
●必ずしもエージェントにとってあなたの優先順位が高いとは限りません。転職エージェントの複数利用をおすすめします。
●エージェントとあなたの相性が合うとは限りません。どうしても合わなければエージェントを変えてもらえます。
●地方での転職希望のあなたは、地方に求人を多く抱える転職エージェントを利用してください。
●エンジニアの転職に、エンジニア出身のエージェントが絶対ではありません。
モノづくりエンジニアにお勧めの転職エージェント5選
今や転職エージェントは数えきれないほどあります。どれを利用すればいいのか、迷うばかりです。
あなたが初めての転職なら余計に迷うことでしょう。
私は2017年から、モノづくりエンジニア向けの転職エージェントを継続的に紹介しています。
あなたへのアドバイスとして、まずは求人件数が多いサービスを利用するようおすすめします。
何と言っても求人数は転職エージェント選びの基本です。
ここでは数ある転職エージェントの中から、モノづくりエンジニアの求人が多いエージェントを5選紹介します。
どれも求人が多いのはむろん、モノづくりエンジニアの転職サポートに実績のある転職エージェントです。
・
●リクルートエージェント
・
●doda
・
●メイテックネクスト
・
●リクルートダイレクトスカウト
【おすすめの転職エージェント5選比較】
「詳細記事」をクリックすると、各転職エージェントのメリット、デメリット、利用法など詳しい情報が分かります。
求人件数比較評価の見方
それぞれの職種について、5社の平均値に対して多いか、少ないかの相対評価です。絶対件数の評価ではありません。
| 項目 | マイナビ転職メーカーAGENT | リクルート エージェント |
doda | メイテック ネクスト |
リクルート ダイレクトスカウト |
|---|---|---|---|---|---|
| 機械設計 | やや少ない | 非常に多い | 多い | 少ない | 多い |
| 生産技術 | やや少ない | 非常に多い | 多い | 少ない | 多い |
| 電気/制御設計 | やや多い | 非常に多い | 多い | 少ない | やや多い |
| 設備保全 | 多い | 非常に多い | 多い | 少ない | 多い |
| 品質管理 | 多い | 非常に多い | 多い | 少ない | 非常に多い |
| サポートエリア | 関東・関西 東海 |
全国 | 全国 | 関東・関西 東海 |
関東・関西 東海 |
| サポート拠点 | 10ヶ所 関東・関西 中心 |
16ヶ所 全国 |
30ヶ所 全国 |
4ヶ所 関東・関西 東海・九州 |
ー |
| 対象年齢 | 20代~30代 | 20代~50代 | 20代~50代 | 20代~30代 | 20代~50代 |
| 未経験者 | × | △ | △ | × | × |
| 詳細記事 | 詳細記事 | 詳細記事 | 詳細記事 | 詳細記事 | 詳細記事 |
*2025年12月調査。
求人件数は時期によって増減します。あくまで目安としてご覧下さい。
【マイナビ転職メーカーAGENT】首都圏の転職に最適

・
東京・神奈川・千葉・埼玉など、首都圏で転職したいエンジニアに絶対のおすすめサービス。
エンジニアへのおすすめポイント
●特に東京、神奈川、千葉、埼玉など首都圏に強いサービス。
●半導体、電子部品、電子機器、鉄鋼、金属、自動車、化学などの人事採用担当者との間に太いパイプがある。
●ものづくり業界出身のキャリアアドバイザーが、あなたのスキル、キャリアを活かしてくれる。
●エンジニアとしてのスキルに自信はあっても、転職に不慣れで応募、面接、年収交渉などに自信のない人を完全サポート。
転職エージェントの特徴
● メーカー・ものづくり業界に強い転職エージェント。
●厚⽣労働省委託事業「職業紹介優良事業者認定制度」において、優良事業者認定を取得。転職が初めての人でも安心。
●履歴書、職務経歴書などの応募書類の添削、あるいは面接のアドバイスなど、転職に不慣れた人にもきめ細かい支援サービス。
●ものづくり業界に詳しいキャリアアドバイザーが、一人ひとりのニーズにマッチした転職を提案。
ここに要注意
●関東・関西・東海エリア以外の求人、地方の求人は少ない。
●未経験者や経験の浅い人が採用される求人は少ない。
●20代~30代の案件が中心で、シニア世代向けの求人は少ない。
【マイナビ転職メーカーAGENT】
※マイナビのプロモーションを含みます。
【リクルートエージェント】国内最大級の求人件数

・
求人件数は国内最大級。モノづくりエンジニアの転職チャンスも広がります。
エンジニアへのおすすめポイント
●モノづくりエンジニアの求人が18万件以上あり国内最大級。
●関東、関西、東海エリアはむろん、それ以外のエリアでもエンジニア求人が圧倒的に多い。
●産業機械、電気・電子部品、半導体、自動車、プラント業界などを中心に、様々な業界のエンジニア求人が見つかる。
●エンジニアとしてのスキル、キャリアに自信があれば、それを活かして年収をアップできる求人が多数見つかる。
転職エージェントの特徴
● 求人件数では国内最大級。全国の大手上場企業から人気ベンチャー企業、優良中堅企業まで幅広い転職先が探せる。
● 転職支援実績No1。(厚生労働省「人材サービス総合サイト」2025年5月時点)
●転職経験者が「次回使ってみたいエージェントサービス」No1。(Marketing Media Lab調査2022年)
●リクルートエージェントで転職した人の35.8%が前職と比べ賃金が 1 割以上増加した。(2024年10-12月期)
●面接力向上セミナーの開催、職務経歴書エディターなど、独自サービスが手厚い。
ここに要注意
●求人件数が多過ぎて、決められない。(エージェントに相談を)
●未経験者の求人に定評があるが、エンジニア募集に限っては経験重視。
●非公開案件に好条件の求人が多い。(無料登録を)
*業界最大級の求人情報で転職支援実績No1
【リクルートエージェント】
※リクルートエージェントのプロモーションを含みます。
【doda】迷ったら登録すべき鉄板サービス

・
どのサービスか迷ったら、まずは登録すべき鉄板の転職エージェントサービス。
エンジニアへのおすすめポイント
●モノづくりエンジニアの求人が約58,000件以上あり、リクルートエージェントと並んで国内最大級。地方のエンジニア求人もある程度カバー。
●大企業から中堅企業、中小企業まで、幅広くエンジニア求人が探せる。特に優良中堅企業の比率が他のサービスより多め。
●産業機械、機械部品、家電、電気・電子部品、素材・化学、自動車業界からの求人が多い。半導体業界からの求人数はそれほど多くないが、好条件が多いので必ずチェック。
●スカウトサービスの利用も可能で、じっくりマイペース型の転職活動もできる。
転職エージェントの特徴
● 公開案件のみで26万件以上の求人があり、国内最大級。
● サポートエリアが全国で、地方の求人もある程度探せる。
●エージェントサービス、スカウトサービス、自分で探す、3種類から自分に合ったサービスを選べる。
●転職者満足度No1サービス。(2022~2024年 オリコン顧客満足度調査 転職エージェント 20代 第1位)
●求人情報が他社より詳しく分かりやすい。検索機能も充実している。
ここに要注意
●求人件数が多過ぎて、決められない。(エージェントに相談を)
●エンジニア求人は公開案件も多いが、非公開案件にこそ好条件が多い。(無料登録を)
*求人情報サービスか、エージェントサービスか?選べる転職活動
【dodaエージェントサービス】
※dodaのプロモーションを含みます。
【メイテックネクスト】ものづくり系の転職に特化

・
モノづくりエンジニアに特化したサービスだからきめ細かいサポートが実現。
エンジニアへのおすすめポイント
●モノづくりエンジニアの求人が6,000件以上あり、しかもエンジニア転職に特化しているためサポートは手厚い。
●エンジニア専門の転職エージェントとしては求人件数、転職支援実績、共にナンバーワン。
● 技術畑出身のコンサルタントが半数以上で、技術面を理解した正確なアドバイスが期待出来る。
●自動車、半導体業界からの求人に好条件が多い印象。その他、産業機械、精密機械、化学、素材業界からの求人も多い。
●エンジニアの転職に特化しているため、メーカーの人事担当者と太いパイプがある。内情を知った上でのアドバイスで選考を通過しやすい。
転職エージェントの特徴
●モノづくり系エンジニアの転職に特化しているのが最大の特徴。特に製品開発、設計関連の求人が多い。
●20代~30代のエンジニアで、主に関東、関西、東海で転職先を見つけたい人向けの転職エージェント。
●サービスに期限がなく、応募をせかされることがない。納得いくまでじっくり検討が可能。
●長年エンジニア転職に特化しているため、企業からの信頼も厚く好条件が集まっている。
ここに要注意
●関東・関西・東海エリア以外の求人、地方の求人は少ない。
●未経験者や経験の浅い人が採用される求人は少ない。
●シニア世代向けの求人は少ない。
【メイテックネクスト】
※メイテックネクストのプロモーションを含みます。
【リクルートダイレクトスカウト】ハイクラス向け転職

・
ヘッドハンターがあなたに代わってハイクラスな転職先を探し提案してくれます。
エンジニアへのおすすめポイント
●モノづくりエンジニアの求人が8万件以上ある。特に品質管理・品質保証の求人が多く、充実している。
●エンジニア転職でもハイクラスが多い支援サービス。自分のキャリア、スキル、能力に自信があって、現在の年収が600万円以上のエンジニアにおすすめ。
●今の会社、職場でエンジニアとしての評価が不当だと思う人は、ぜひこのサービスで転職市場における自分の価値を確認。
●プロのヘッドハンターが、あなた自身も気付いていないエンジニアとしての可能性を見つけてくれることも。
転職エージェントの特徴
● 年収800万円~1,000万円以上の求人が見つかる、ハイクラスの転職支援サービス。
● 自分の経験、スキル、資格を最大限アピールできる。
●自分で仕事を探さなくても、1万人のプロのヘッドハンターが最適な求人を提案してくれる。(1万人はヘッドハンターの全登録数)
●一般に公開されていない好条件の求人情報を得ることができる。
ここに要注意
●未経験者や専門スキルの無い人向けの求人はない。
●現在の年収が600万円以上あるようなポジションで仕事をしている人向けの求人が多い。
●自分のスキルや経験と企業ニーズが合わないとオファーが届かないこともある。
*ハイクラス転職に的を絞った転職活動を実現!
【リクルートダイレクトスカウト】
※リクルートダイレクトスカウトのプロモーションを含みます。
おすすめ記事
モノづくりエンジニアの転職に役立ち記事です。
【おすすめ転職エージェント】
| おすすめ転職エージェント | |
|---|---|
| マイナビ転職メーカーAGENT | リクルートエージェント |
| doda | メイテックネクスト |
| リクルートダイレクトスカウト | * |
【転職ノウハウ】
| 転職ノウハウ | |
|---|---|
| 転職エージェントの活用法と注意点 | 未経験者が転職する方法 |
| 設備保全の面接の受け方 | 品質管理の面接の受け方 |
| 設備保全の志望動機はどう書く? | CAD資格で設計者になれるか? |
| 公開案件と非公開案件の違い | 無期契約社員と正社員の違い |
【モノづくりエンジニアの仕事】
| モノづくりエンジニアの仕事 | |
|---|---|
| 機械設計の仕事 | 生産技術の仕事 |
| 品質管理の仕事 | 設備保全の仕事 |
| 検査の仕事 | |
【エンジニアの資格】
| エンジニアの資格 | |
|---|---|
| 電気主任技術者 | 電気工事士 |
| 電気工事施工管理技士 | エネルギー管理士 |
| 機械保全技能士 | 自主保全士 |
| ボイラー技士 | 危険物取扱者 |
| 半導体製品製造技能士 | 電子機器組立て技能士 |
| QC検定 | 公害防止管理者 |
| 玉掛け | CAD利用技術者 |
